東京など、地価が高すぎる所を除けば、正規ディーラーの多くは自動車販売の他、敷地内や近隣に整備工場を持っています。
修理・点検・アフターケア(リコール修正)など行うほか、車検が行える車検ラインを持つ指定工場として運営している所も少なくありません。
正規ディーラーは車検が高いの?
実は、ずいぶんと安くなりました。 これは規制緩和により様々な会社が車検サービスを行うようになり、利用率が減る事を見越してかなり対策が進んだ事結果によるものです。
シェア率から見ると、平成22年度版整備白書のデータ上では、
- 平成7年から14年間で約6%ディーラー車検利用率が上昇。
- 無料メンテナンス保障期間(10年10万kmなど)を継続させるための縛りによる上昇か。
- 最終的に安全面を考えると安上がりになると言う論評が強い。
- ガソリンスタンド車検など広告が安くても整備をすると高額になる事があるという口コミが広まった。
ディーラー系指定工場が6%の上昇なので、5%ほど数値が合いません。
5%はユーザー車検 に流れました。 平成7年が5% → 平成21年度では10%まで上昇しています。10%がどれくらいの台数かと言うと、 323万台です。 予想以上にユーザー車検しているんですね。
正規ディーラー車検のメリット・デメリット
正規ディーラー車検のメリット・デメリット
正規ディーラーのメリットは以下の様な物があります。
- 信頼性が高い・質が高い。
- 設備がどこでも一定基準以上ある。
- 知識や経験・データなど共有している。
- 正規品のテスターを持っている。
- 純正パーツを利用できる。
- リコールなど定期点検以外を整備してくれる。
- 車検整備保証が充実している。
- 土日祝も利用可能。
- 代車も無料無場合がほとんど。
- コーヒーなど無料で飲める。
正規ディーラーのデメリットはこちら
- 点検項目が多く費用がかかる。
- 基本料金が割高。
- 1時間当たりの工賃が高いので時間のかかる分解整備は高くなる。(一般的な整備工場に比べ2000円程度高め)
- 他社の車の知識は少なく、専用のテスターなどが無い事もある。(J-OBDⅡの規格があうかどうか)
最新のハイブリットカーやCTV車などは民間の工場では対応しきれない部分が出てきているようです。
正規ディーラーといっても、要はフランチャイズ店なので中には過剰整備を行い儲けを出そうとする事もあるようなので、不満が在る場合は近隣の他ディーラーに駆け込んでも良いかもしれません。
正規ディーラー車検を安くする裏ワザ
正規ディーラー車検を安くする裏ワザ
実は、正規ディーラーでも店によって車検費用が異なる事があります。
おおむね、協定を結んでいたり母体が同じディーラーの場合は同じなのですが、県を越えると車検費用が変わる事があります。県境にお住まいの方で時間のある方は、人口の少ない方の都道府県に電話で問い合わせる価値があるかもしれません。